マイナンバーカードについては書くべきこと満載

行政書士だからというわけでもありませんが、総務省が中心になって推進している「マイナンバーカード」がもっと普及しないものかと常日頃から願っています。

マスコミの報道は、こんなに使えない、不具合があるという側面を強調しすぎる傾向があり、普及に一役買うようなプレゼンはあまりお目にかかったことがないのが残念です。

たしかに、そのような声が多く出てくる背景には、熟慮していないシステム上の問題があるのかもしれません。

今回、新型コロナでうけた経済的な打撃を少しでも跳ね返すための政府の施策として、マイナンバーカードに関連して最大2万円相当の給付をすることになりました。内容は、「マイナンバーカードを新たに取得した人には5,000円分、マイナンバーカードを健康保険証との紐付けで7,500円分、銀行口座との紐付けでさらに7,500円分のポイントを取得できる予定(すでにマイナンバーカードを発行し、ポイント5,000分を取得している人は、残りの紐付けの15,000円分を取得できる予定)」となっています。

ありがたい話ですが、このように「ポイント還元しますよ!」というオマケをつけなければカードの普及や銀行口座との紐付けができない点が、ちょっと、親切すぎるというか、情けなく思います。

そのような原資があるのであれば、利用者に還元するより、しっかりバックヤードのシステムの連携を強化するとか、使い勝手の良いシステムに改良を重ねるとか、国民全員がこのカードを活用することを前提にした対策を強化すべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

(いつまでが秋なのか、いつから冬なのか、諸説ありますが、散歩ではまだいろいろな花に出会うことができています)