慎重にかつ大胆にいつもの日常生活へ

新型コロナに関する緊急事態宣言が解除されて最初の土日でした。皆さんはいかがお過ごしでしたか。新聞などの報道によれば、首都圏近郊の観光スポットはけっこうな人出が戻っているとのことです。

ただし、リバウンド防止のため、感染防止対策はきっちり行うことが各知事さんから示されています。このあたりはお行儀のよい日本特有のルールのような気がします。海外であれば、抑圧されてきた期間が終わったのですから、マスクを外して解放感を全身で表すお祭り騒ぎのようなことになるのではないかと思います。どの国と申しませんが。

日本人はたぶんそうはならないのでしょうね。テレビの報道でも、観光地の人出は多いものの、みなマスクをしっかりつけています。これも、いついつ付でマスクは外してもいい、というようなことにはならないのではないかと思われます。ともかく、他人から感染することを懸念するより前に、自分が加害者となって相手を感染させてしまうことを最も危惧する習慣が備わっています。農業国のムラ社会のなごりなのでしょうか。

そういう事情で、「コロナ以前」に戻るには少し時間がかかるものと思われます。では、以前あったような「GO TO EAT」や「GO TO トラベル」のような企画はどうなのでしょうか。そのキャンペーンによって制度のウラをかいてトクをするケースはあっても、生活習慣を変えるまでの大きなうねりにはならないのではないかという気がします。何事にも時間のファクターが大事です。

ところで、毎回書きますが、会議や研修など、コロナ影響によって「リモート」が定着してきました。これが一挙に無くならないことを切に願っています。

(昨日はこちらのホールにお邪魔しました。皆さん、マスクをつけて演奏されてました)