日常を早めに取り戻すことに全力を尽くします
新型コロナウィルスに関する緊急事態宣言は終息したものの、ただちに、それ以前の状態に戻れるかといえば、簡単にはいかない点もあります。
何よりも、国民の皆様がよく自覚されていて、街に繰り出して、「解放された喜び」を交歓しあうような光景も少なく、第2波、第3波に備えたいという常識的な行動をとっておられるものと思われます。
また、諸外国に目を向けると、これからの拡大が懸念される南米やアフリカ諸国がどうなるのか心配な面があるものの、中国をはじめアジア各国や欧米もそれぞれの対策が功を奏して、一定の見通しが立つ状況に近づいているように思えます。
そうは言っても、「一人ひとりの行動が命を守る」ということから、「一人ひとりの行動が経済を支える」というところまでなかなか行かないのは、海外との関係が戻るのには、それなりの時間を要するからに違いありません。
◆地方の観光地が期待していたインバウンドのお客様はすぐには戻らない。
◆製造部品に関して中国はじめグローバルなサプライチェーンに頼っていたところは、一部、見直しが必要か。
◆新規の外国人技能実習生、特定技能の人材は、当分の間、やってこない。
など、国民一人ひとりの努力では補いきれない問題もあります。
緊急事態宣言が解除されて、それぞれの業種に応じて緩和されていくわけですが、例えば、「建設キャリアアップシステム」にしても、職員の皆様が在宅勤務からすぐに戻り窓口がすぐに再開されるのではなく、インターネットを通じた申請などに関しても、「△;審査業務の一部遅延が予想されます」という状況になっているようなところは承知の上で、これからの対応を考えていかなければならないように思います。
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ともかく、有効なワクチンなどが開発されるまでの間は、コロナありきと認識しつつ、日常を取り戻すために、できるところからお役にたっていきたいと考えております。
(写真は、fujiwarさんによる「写真AC」からいただきました)