アーティストにも10万円!
プロのアーティストにも、10万円!
東京都はいろいろ考えてくれています。たしかに、4月、5月と、新型コロナウイルスの感染拡大で活動を自粛しているミュージシャンは多いと思います。2か月間、一度もステージに立つことができない、収入ゼロが2月も続くと、たいへん生活も苦しいものがあろうかとお察しします。
東京都の「アートにエールを!東京プロジェクト」の募集を5月15日に行ったところ、わずか1日で1万6千人以上から申し込みがあったということです。東京都の予定枠は、4000人だったということですから、その4倍。
わずか1日で応募が殺到したということなので、東京都は、枠を2万人に増やすと報じられています。アーティストはマイナンバーカードの申請で手間取っている一般の人よりも、ネットを通じた情報の収集活動に長けていることを感じました。また、アーティスト同士の情報共有の繋がりがしっかりしているということの現れかとも思いました。
今回の東京都のプロジェクトは「ダンスや短編映像、音楽などの動画作品を募集。未発表の作品であることなどの条件を満たせば、制作したアーティストなどに出演料として1人10万円を支給する」というものでした。
「今後は作品の審査などを経て、専用サイトに順次、公開する」ということですが、しょせん、「作品の審査」といっても、アーティストの良しあしを品定めするようなことは無理だと思いますので、「事務的」に、確かに「プロのアーティスト」で、「一定の期間、例年のような予定されていた公演活動が中止になった」というような基準で、一律に支給の判断を行ってもらいたいものだと思います。
こういう募集は財源潤沢な東京都だからできることですが、他の道府県のお手本になればと思います。
(写真は、 白わんこさんによる「写真AC」からいただきました)