「健康経営」とは

本日は新聞の休刊日ですが、電子版は見ることができます。

日経新聞に「社員の健康管理、企業の『偏差値』を開示へ 経産省」という記事を見つけました。比較的大きな企業を対象にしたものと思われますが、内容を拾ってみます。

「メンタルヘルス対策や感染症予防などにより社員が健康に長く働ける」ようにするようです。ただ、どうやって数値化するのか、質問項目によって、どのくらい正確に測ることができるのか気になります。

厚生労働省ではなく、経産省が音頭をとっているということで、記事によれば、

「経産省は、健康経営に取り組む企業を達成度に応じて『健康経営銘柄』『健康経営優良法人』などと認定してきた。認定数は右肩上がりで、16年度に200社程度だった優良法人の数は20年度に約1800社に増えた。優良法人の一部企業には偏差値の開示を求める。」とあります。

経営者の自己評価であり、あくまで目的は対外的に優良経営をアピールするところにあるということで、それなら経産省なのかと合点がいきました。

従業員にアンケートをとったとしたら、また、違った答えが返ってくるのかもしれません。

記事の最後に「経産省のアンケート調査では、在宅による運動不足や、社員の健康状態の把握の難しさなどを懸念する声が企業側から寄せられた」とありますが、本音は、健康管理ではなく、在宅勤務と言っていながら本当にちゃんと仕事をしているのか、という経営者側のぼやきのように聞こえました。

(雑草という名前の花はない、と何かの本にありました。名前のわかっている花に出会えるとうれしくなります。道端に咲いているポピー、ヒナゲシ、コクリコ、虞美人草、どれも一緒です)