混みあう季節;CCUSの登録手続きも

建設業の関係で、すべての技能者が自身の資格や経験を記録しておき、現場が変わってもそれが累積され処遇に反映されることを目指して、マイナンバーカードのような写真付きのカードを普及させることが進行しています。2019年から登録が始まった「建設キャリアアップシステム」という制度です。

大手ゼネコン社はほぼ関係する社員の登録が済んだようですが、下請け社や「一人親方」のようなところは、まだまだで普及が急がれます。

登録申請にあたり、運転免許証かマイナンバーカードのコピーを添付し本人確認を行い、取得している資格者証のコピーなども添付する必要があります。当初は郵送での受付でしたが現在はすべて電子申請となっています。今後もこの種の登録手続きは同様の方法になると思われます。

年度の変わり目にあたり、そのような全技能者への普及に関するトップからの指示が出された影響なのか、たいへん混みあっています。扱っている団体の情報によれば、現時点で発行されているのは3月初旬に審査が完了した人であって、約1か月分が満杯状態にあるようです。

どの官庁手続きも混みあう新年度ですが、電子化を進める際の「最難関」ともいえる、登録申請手続きについて、AIの導入などによって、さらには各省庁の連携によって提出不要な書類を増やすことによって飛躍的にスピードアップされることを願っています。

(ソメイヨシノが散りましたが、八重桜が満開です。季節が進んでいます)