今週の進展はワクチンですね

新型コロナに感染する人は緊急事態下でも減少に至らず、病床数が足りないなどの問題に直面していると報道されています。明るいニュースといえば、ワクチンの接種が我が国でも2月から始まる見通しということですね。

「厚生労働省は20日、年内に1億4400万回分の新型コロナワクチンの提供を受けることで米ファイザーと正式契約を結んだと発表した。薬事審査で承認されれば日本国内でワクチンの供給が始まる。」というニュースが届きました。

ただし、そのあとの文章で「昨年7月の基本合意では、今年上半期に1億2000万回の供給を受けるとしていた。」とあります。

二つのことが書かれています。

・数が、1億2000万回の予定だったものが、1億4400万回分になったこと

・「今年上半」に供給を受けるはずだったものが「年内」になったこと

つまり、遅れているということなのかと思います。悲観的な点はあまり強調しないようにというニュース配信者の配慮なのかもしれません。

また、ワクチンは個人個人に効果があるものですが、社会的な感染拡大を防止する観点からは、同時に大量に接種しないといけないということで、自衛隊の支援も検討されていると報道されています。

「自衛隊の災害派遣は①緊急性がある②公共の秩序維持の観点から妥当③ほかに適切な手段がない――の3点を考慮する。政府がワクチン接種の態勢を組む過程で、民間企業や自治体が担うのが難しい分野が出てくれば協力する方針だ。」

大統領令一つで国家公務員や軍隊を派遣できる国と異なり、日本は、こういう場合にも、「自衛隊の災害派遣の3要件」が満たされたものなのかどうかという観点で、国会で審議されるのか閣議決定となるのか、それなりの手順を踏むことになっています。

それで、「菅総理は新型コロナウイルスのワクチン接種を円滑に進めるため各省庁などとの調整を行う大臣に河野行革担当大臣を起用すると発表しました。」ということで、様々な省庁間の壁や既得権益の壁を取り除いて、ワクチン接種の体制づくりに邁進されることと思います。

「特措法」の改正がこれから国会で審議されますが、どれだけ効果があるのか見えない議論よりも、ワクチン接種開始のほうが期待できそうです。

(公開されているスタジオジブリの「コクリコ坂から」のイラストです。本文とは関係ありません)