外国人向けの、これは何だろうというとまどい

昨日のニュースで、東京の新宿区、四谷駅前のビル内に「外国人支援センター」が開所したという記事を読まれた方も多いのではないかと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b056f57e5b63bf7046c186e3f3405267cef95f6c

夕方のテレビのニュースにも、森雅子法務大臣が映っておりました。

記事によれば、

「センターには、出入国在留管理庁のほか、外務省、東京労働局、日本司法支援センター(法テラス)などの機関が入る。 相談はテレビ電話での通訳システムも使い、英語や中国語など11カ国語で対応。プライバシーへの配慮から、個室も用意している。」

とのことです。

さらに驚きなのは、法務省のサイトに、この「外国人支援センター」の中に入る各機関の配置図が掲載されております。

入居する機関
◆出入国在留管理庁 在留支援課
・情報システム管理室
・東京出入国在留管理局
◆法務省
・東京法務局人権擁護部
・日本司法支援センター(法テラス)
◆外務省
・ビザ・インフォメーション
◆厚生労働省
・東京外国人雇用サービスセンター
◆東京労働局外国人特別相談・支援室
・東京労働局外国人特別相談・支援室(準備中)
・安全衛生班(準備中)
◆経済産業省
・日本貿易振興機構(JETRO)

関係者にとっては周知のことだったのかもしれませんが、これだけの部署が1か所に集まるのは、何事かと考えてしまいました。

法務省のページには、その趣旨として「センターは,外国人からの相談対応,外国人の活用を目指す企業の支援,外国人支援に取り組む地方公共団体の支援などの取組を行う予定です。」と書かれています。

たしかに、外国人が相談したい場合、「たらいまわし」にされたとしても、数歩、歩けば、目的の窓口があるので、便利なものに違いありません。

ただ、どうも敷居が高そうなので、まずは個人の相談というよりも、「外国人の活用を目指す企業の支援」や「外国人支援に取り組む地方公共団体の支援」に重点が置かれるのかと思われます。

外部の者が簡単に立ち入れるようになっているのか気になるところですが、近いうちに、訪問して雰囲気を確かめてこようと思います。