欲しい情報はすべてweb上にある、ということ

少し、入管の話に戻ります。

本年度から「特定技能」という新たな現場作業に外国人を投入するための資格がスタートしました。それが、人手不足で困っている、14の職種について同時並行で行われます。

ただ、日本語をある程度話せて、一定の専門技能を持っている人、という条件は同じであっても、業種によって、課せられる研修や試験制度は当然ながら異なってきます。

建設の分野においても、国土交通省が「建設分野における新たな外国人材の受入れ制度概要」などのタイトルでホームページのなかで制度を詳しく解説しております。

それを具体化するものとして、法務大臣、国家公安委員会、外務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣名で、

「建設分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針」

という指針を制定しています。

されにそれを受けて、法務省、警察庁、外務省、厚生労働省、国土交通省の名で、

「建設分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針」に係る運営要領

というものを「省令」で具体的に示しています。

より親切なことに、「建設特定技能受入計画認定申請書」の一連の申請書類も記載例とブランクの書式まで、これらは、すべて、web上にあります。誰でも、パスワード無しでインターネット上から閲覧できます。

それを渡り歩きながら、資料を眺めておりました。

ところが、先日、あるセミナーに参加した際に、ここにあげた、すべての書類、申請書や記載例まで、必要な書類をダウンロードし製本した本が出版されている、ということを知りました。

特に、特別な解説が加筆されているわけでもなく、粛々と関係書類ーインターネットで誰もが入手できるものです-これをすべて並べて、カラー印刷、製本しただけのものです。これです。

やはり、製本されていると、文章と図表の関連などあちこち、見比べてみることもできて、なかなか便利です。

・インターネット=各種の情報があり、簡便、便利

とこれまで単純に思ってきました。ある一定の量を越すと、全部関連情報を先にダウンロードしてくれている「本」を斜め読みし、必要なワードやエクセルの書式をインターネットからダウンロードする、という手法でなければやっていけないことを感じた次第です。

この本、web上にあるものをダウンロードしただけのものですが、くさすわけではなく、割と便利です。