外国人向けの説明シート!

このシートは何語でしょう?

正解は、以下の「建設通信新聞」の2019年7月31日付の記事です。

-----

建退共/外国人労働者向けパンフレット作成/制度周知へ4カ国語を用意

 勤労者退職金共済機構の建設業退職金共済事業本部(建退共、稗田昭人本部長)は、外国人労働者向けに建退共制度を周知するためのパンフレットを作成した。建設分野で受け入れる新在留資格(特定技能外国人)が設けられ、今後5年間で最大4万人規模の外国人労働者の増加が見込まれている。退職金制度への加入を促し、建設業界の優秀な人材確保・育成につなげる。  建退共制度は、国内で建設業を営む事業者であれば、外国法人も加入できる。建設業を営む事業主が雇用する労働者で、建設業の現場で働いている人は国籍を問わず加入できる。  パンフレットは英語と中国語、ベトナム語、タガログ語の4種類を用意。制度の概要や加入してから退職金を受け取るまでの流れなどを紹介している。8月1日から建退共のホームページでダウンロードできる。担当者は「説明会などで多くのパンフレットが必要な場合は、本部または支部に問い合わせてほしい」と話している。  厚生労働省に届け出のある建設分野の外国人労働者は6万8000人。うちベトナム人が3万2000人、中国人は1万3000人、フィリピン人が8000人と全体の77%を占めている。この状況からパンフレットは英語を加えた4カ国語版を作成した。

-----

というわけで、ベトナム語のお知らせです。 日本語版はここにあります。

http://www.kentaikyo.taisyokukin.go.jp/m/menu1.html

上の記事のとおり、建設分野で働く外国人のトップはベトナム人となっています。 最初の図は、将来、退職時期が来ることに備えて退職金を積み立てる、建設業に従事するベトナム人労働者向けの説明です。日本語ではグラフはこうなっています。

1日310円ずつ事業主が積み立てる、建設業全体をカバーしている制度なので、仮に会社が変わっても引き継がれることになっています。 1日310円は雇い主に「ピンハネ」されているわけではない、ということを理解してもらえるように説明したものだと思います。 将来は、6百万円になる!というものですが、横軸は字が小さくて恐縮です、40年目になっています。ん? 説明をよく読むと建設業を辞めるときにもらえますが、「満期」は55歳となっています。中学卒業してすぐにこの制度に加入すれば勤続40年は可能かもしれません。 しかし、外国人の就労は18歳以上を対象にしています。したがって、40年勤続は架空の設定になるのではないでしょうか。 いずれにしても、「人手がたりないときの助っ人」ではなく、ベトナムはじめ外国人労働者の皆さんが定年退職まで日本で働く、という時代がきていることを再認識して環境整備を進めていく必要があるようです。