マイナンバーカードは便利!

テレビはもちろん新聞報道でもマイナンバーカードについて普及率が低いとか、使い勝手が悪いなどの否定的な記事が多いものです。そんななかで、昨日の日経電子版に掲載された「マイナ保険証で医療費控除 時短効果は7500円以上?」という前向きな記事を拝見しました。

特に、普及促進の一環として、保険証と紐付けるメリットについて掲載されているものです。丁寧に読ませていただきました。特に、医療費控除の申告に役に立つと記事は説明しています。サラリーマンの年末調整でもこの部分は調整してくれないので、毎年、2月から3月に還付のための確定申告をしなければならないものです。

その手続きがスキップされるのであれば、たいへん便利になると思って読み進みました。

実際、確定申告の際に、健保組合から配信される利用通知を添付する必要があるんですが、2月の確定申告の段階では、該当期間の1月から12月分まですべてそろうわけではなく、数か月遅れで通知が届くものですから、9月か10月までしか用意することができません。したがって、それ以降に医療機関のお世話になった分は従来どおり、毎回の領収書を手計算して添付する必要があり、制度が中途半端だと不満に思ったものです。

それが、記事どおりに登録して自分の実績をみてみると、健保組合からまだ通知が届いていない、9月分が表示されます。(まさに、今年の9月分以降の表示です)

これは、案外、便利かもしれません。いちいち手計算する必要がなく、確定申告の段階でマイナポータルのサイトで9月から12月までの「お知らせ」が間に合わない期間の医療機関での診療分が集計され、不足分が補完されることになりそうです。

来年からは、そもそも、医療機関からのお知らせをダウンロードする必要もなく、マイナポータルサイトで通年の実績がそろうことになるのか、期待が持てます。

ぜひ、このような前向きな情報をもっと発信していただきたいと思います。

(たくさん実っている黄色い実、カボスだと思います。お散歩の途中にみかけました)