新しい生活様式について思う
外出を自粛しておりましたので、外に音楽の演奏を聴きにいくこともできず、残念な四連休でした。ただ、ここに書いたことについて、予想外に多くの方から「いいね!」を頂戴し、たいへん励みになりました。重ねてお礼を申し上げます。
さて、昨日の夜、耳にしたニュースでしたが、サッカーのJ1の試合、名古屋グランパスエイトvsサンフレッチェ広島の試合が当日になって中止になったとのことです。J1リーグ始まって以来の出来事と報じられておりました。
てっきり、5千名ものファンを集めての試合の予定だったので、大勢の観客への新型コロナの感染を懸念した措置かと思ったのですが、違いました。
試合中止の発表の内容が公式にアップされております。
https://inside.nagoya-grampus.jp/inside/detail/index.php?sid=1495&cid=105
名古屋グランパスの選手が1名、新型コロナに感染していることが判明し、ほかの選手がPCR検査を受けている、その結果が試合開始までに間に合わないために中止を決めた、このように発表されています。
記者との質疑の終わりのほうに観客のことが出てきますが、冒頭の発表内容は、あくまで選手への感染、チームの問題に終始しております。
たしかに、競技選手は貴重な素質を持った方々ですし、感染が拡大すれば、昨日の試合だけではなく、今後の試合日程にも重大な影響を与える可能性がある、たいへん大きいな問題なのかと思います。
ただし、東京に限らず、名古屋や関西方面にも4月の緊急事態の頃以上に感染者が拡大しているということなので、「収容率50パーセント」あるいは「5000人以下」のいずれかを守れば、これまでどおり試合を続けるという発表に、多少の違和感を感じました。それは、最低限守るべき政府の指針であって、それを遵守していれば、社会的な責任を果たせるという「錦の御旗」ではないのではないか、という点です。
以上、日頃はほとんどスポーツ中継はみませんし、サッカー観戦は全くのシロウトですので、見当違いの点があるのかもしれませんが、名古屋の土地で、10数名の選手の間に感染者が出たのであれば、5000人集める試合を挙行するのはどうなのか、ということに関して、政府の見解任せというのは、少し違うのではないかと思いました。
「J1はじまって以来」というニュースから、日本人によくありがちな「決まってしまった日程は粛々と消化する」ということではなく、起きた事態に臨機応変に対応する画期的な判断かと期待してしまいました。
「新しい生活様式」とはそういうものではないかと期待しております。
(写真は、頑張れ頑張れさんによる「写真AC」からいただきました)