マイナンバーカードの普及に貢献したいのですが・・
総務省から行政書士会が委託をうけてマイナンバーカードを普及させる取り組みを行うことになりました。
私も「マイナンバーカード申請手続き相談員証」の登録を受けました。一連の手続きの講習を受けたところです。
マイナンバーカードが普及すれば政府からの様々な補助金や支援金の普及に役立ちますし、個人にとってもなんといっても自分自身の証明になりますので、便宜的に「運転免許証」を示すような場面で、堂々と「マイナンバーカード」を使うことができるようになります。
しかし、普及はいまいちです。現在は国民の約4割にとどまっています。マイナンバーカードの登録をすると各種の「ポイント」がもらえる制度や、すでに始まっている健康保険証の代わりに使えるなど、便利な面があるのですが、休暇を取って市役所に出向いてまで手続きをするほどの御利益を感じてもらえないのか、「さあ、やろう」ということに、なかなかならないところです。
手続きの説明でひとつ気になったのは、オンライン申請ができる通知が各家庭に届いているそうですが、それを持参しなければ手続きができません。必要に迫られている人は、そのようなものが届いたらすぐに行動に移すものだと思いますが、そうでない人は郵便物がどこかに埋もれてしまっていることと思います。
大事な本人の証明と居住していることの証左になるので、「郵便で届いたものを持参する」というところに意味があるので、手ぶらで役所の窓口に行って再発行の手続きをしたとしても、やはり、そのような申請書が郵送されるまでを待つしかありません。
ですので、せっかく、「申請手続き相談員」に登録していただいたのですが、一挙に申請者が増加するのかどうか気になります。
よその国のように、これがないと何一つ役所での手続きができないというように強制的にしてしまえば、一時の混乱があったとしても「100%普及」に至るように思うのですが、日本はそういうことを行わないところに良さがあると思うべきなのか。