マイナンバーカードを持ち歩こう!

平成27年に制度が始まったというマイナンバーカードです。新型コロナの関係で定額給付金の支給のような申請によらない、一律に政府が現金を支給する際に便利なのに、残念ながら普及率がなかなかあがらないという課題があります。

政府のパンフレットなどに必ず、「マイナンバーカードは大切に保管してください」というようなことが書かれています。ですので、カードを持っている人の多くは、しっかりと引き出しにしまっているのではないかと思います。これは私見ですが、それこそが普及の妨げになっているのではないかと思います。

万一、落としたカードによって犯罪に悪用されることがあれば、発行した国の責任を追及されかねない、なので、「なるべく持ち歩かないように」などと、腫物にさわるような扱いを推奨するのはお役所のよくないところだと感じます。

テレビなどのマスコミも、カード会社の情報漏洩や、オレオレ詐欺のような特殊犯罪を取り扱うのを好みます。その延長で、「とても大切なマイナンバーカードが悪用されるとたいへんなことになる」といった雰囲気を増長しているのではないかと思われます。

しかし、落ち着いて考えてみると、このカードには本人の顔写真がついています。いわば運転免許証と同じです。その程度のものなので、「常時持ち歩いてくださいね」という宣伝のほうがよろしいのではないかと思います。そうすると、お店の買い物の際に、マイナンバーカードを見せれば特典が付くとか、わざわざ政府がポイント付与などのややこしい制度をオマケでつけなくとも、民間で勝手に普及に拍車をかけるような取り組みが行われるのではないかと思います。

本日、言いたいことは一つです。政府はマイナンバーカードを持っている人に対して、「もっともっと日頃から持ち歩きましょう」というキャンペーンを行うべき、ということでした。

(冬至の前の今が一番暗いのか、夕方の5時半の川崎です。これから、だんだん日が長くなると思うことにします)