世界で人材争奪戦!
現時点では新型コロナのオミクロン株の脅威によって海外との交流が制限されて状況ですが、コロナ前は、日本国内の様々な産業の人材不足を補う目的で海外からの人材を大量に受け入れる計画が始まっておりました。
昨日の日経新聞にあった「世界で人材争奪、『低賃金で来ず』常識に」というタイトルの記事を読みました。「少子高齢化で若者の人口は発展途上国でも近く先細りする。移民が来ない時代は間近に迫る」と警鐘を鳴らす内容です。
UAEなどの海外の移民事情が紹介され、「稼ぐ移民は国内で良い消費者となり経済を回す。将来は地元社会に根付いて国に貢献してもらえるかもしれない。移民=低賃金労働者という発想はもはやない」と、今後の方向性を示唆しています。
「移民争奪はコロナ禍の一時的現象ではない。少子化が世界で加速し、20世紀に世界人口を4倍にした人口爆発は近く終わる。今世紀半ば以降にも人口は減り始めるとみられる。インドの15~29歳人口は2025年がピーク。中国も今後30年で約2割減り、働き手が世界で枯渇する。」と書かれており、ここに引用はできませんが、確かに、現時点で人口の多い、インドや中国でさえ、極端な少子化へ向かうようです。アフリカでさえ例外ではなく、2035年頃をピークに人口減少に転じると予想しています。
日本で働く外国時は全労働者の約2%。さらに「年間数千人が失踪する技能実習制度には人権侵害との批判も根強い」とネガティブな見方です。「外国人から選ばれる国にならなければ労働者不足は補えない」と。
そうなのでしょうね。人手不足のためではなく、経費削減の目的で外国人労働者をあてにする時代は終わりを迎えていると考えるべきだと思いました。
(苦しいときの神頼み。近所の神社はイチョウがきれいです)