選挙の季節
いよいよ、本日、14日の衆議院本会議で解散となり、19日公示、31日投開票の日程が決まり選挙の季節になります。
「浮動票」とされがちな若者がどういう行動をとるかで影響が出てきそうっです。ところで、海外では若者の政治についての関わり方がずいぶん違います。テレビのニュース番組を見て知ったのですが、ノルウェー当たりでは小学校の社会科の授業で、その政党がどういう政策を掲げているのか、きちんと学習するそうです。日本の授業でありがちな「三権分立」などの、眠くなるような「国の制度」の丸暗記ではなく、各政党が、例えば環境やエネルギー問題にどういう立場をとっているのか、将来どういう国を作っていこうとしているのかなどを一人一人が選挙期間中に直接、候補者の声を聴いてノートに書き込んでいる映像が映っておりました。
日本ではありえません。高校までは選挙も含めて政治の仕組みは教えても、自民党がどういう政策なのか、立憲民主党とどう違うのか、共産党はどうなのか、などについて先生や生徒が会話を交わすこと自体が「御法度」になっています。
選挙権が18歳からとなりましたので高校3年生はそれに該当するのですが、あまりにも、実際の政治から遮断された学習過程を過ごしてきて、さあ選挙に行っておいで、と呼びかけても、これではだめなのではないかと危惧します。
歴史の勉強でも縄文時代から始まって、3学期の頃にようやく、第1次世界大戦あたりまでたどりつき、第二次世界大戦や戦後の歴史は、試験に出ないためか、ごく短時間でスルーしていたように思います。先生も教えにくかったのだろうと思います。
このあたりの学校教育をどう変えていくのか、なかなか難しい問題です。
(散歩の途中に「コキア」が色づき始めているのをみました。季節の変わり目、茨城県の「ひたち海浜公園」のコキアが真っ赤に色づく頃に行ってみたいところです)