いろいろ考えさせられた夏

お盆休みが終わりました。

レジャーに出かけるのに不都合な雨の日が多く、家にこもりがちでした。皆様はいかがでしたか。

日本は、こんなにも極端な自然災害に見舞われる国だったかと思い知らされるほど、あちこちの大雨の影響が報じられています。

なにもかにも「地球温暖化」に結びつけるのは宗教めいていて実は科学的根拠を欠くという説もあるようですが、では、何故、こんなにも次々と「数十年に一度」のような気象現象が起きるのか知りたくなります。大きな自然現象を科学の力でねじふせることはできないまでも、何をどこまで備えるべきなのか、あらためて対策を知りたくなります。毎年毎年、災害対策のレベルを見直すことも必要なのかもしれません。

それに加えて新型コロナです。新規感染者数は増え続けていることが毎日報道されています。

これに関連して、数日前のニュースですが、実に不可解な気になりました。

「持続化給付金事業の再委託問題、最大9次下請けも」という読売新聞の8月12日付の記事です。

新型コロナで売上が落ちている小規模事業者に最大100万円支給されるもので、今年の1月15日に申請は締め切られています。

①すでに締切から7か月も経つのにまだ支給が終わっていないのか

②報道によれば元請の電通から始まって制度を運営する下請けが「9次」まであるというのは、どういうからくりになっているのか。

など、わからないことがいろいろあります。

関わった業者が560社もあるということも驚きです。多くの会社に仕事をさせるのは、政府のありがたい景気対策なのかと勘繰りたくもなります。

私のところでお手伝いしているのは「月次支援金」であり、この「給付金」とは異なりますが、「不正防止」が最初にあって、そのために多数の証拠書類を提出させる、という点が共通しています。審査に時間がかかります。この種の制度に根本的な問題があるように思えてきます。

(あちこちで、キバナコスモスが咲いているのを見かけます。夏が終わるのは惜しい気がしますが、すかっと晴れた秋晴れが待ち遠しくなります)