月次支援金あれこれ
東京都に新たに4回目の緊急事態宣言が発令されることになりました。いよいよこれが最後なのか、先が見通せないのがつらいところです。
今年の1月~3月の緊急事態宣言の際に、通常の年と比較して月の売上が50%以上減少した事業者を対象に、個人事業者の場合、上限30万円の「一時支援金」が支給される制度がありました。3か月間支給の対象でしたので月あたり10万円に相当します。すでにこの件の申請は終了しています。
しかし、その後も「まん延防止等の重点措置」で、緊急事態宣言と同程度の自粛が求められている影響で、売上の激減が続いて事業者は多いものと思います。したがって、4月以降も、経営が苦しい事業者への支援を行う目的で、今度は、名称を変えて「月次支援金」という制度が実施されています。4月・5月分の申請期限が8月15日までとなっています。
この申請のためには、たしかに実在する事業者であって、給付詐欺のような集団ではないことをチェックする目的で「事前確認」という制度が設けられています。私のところも、その事前確認機関に登録しております。対面あるいはZOOMなどの手段で、本人確認や確定申告書、月別の売上記録が本物かどうか見極める役割です。
ここへきて、急に、問い合わせが多くなっています。問い合わせのあった方に背景を聞きますと、基本は「電子申請」となっており、パソコンの入力をご自分できることが必要条件になっています。ところが、家にパソコンがない、あるいは、そのようなことは一度もやったことがないということであきらめていたところ、書類を持参すれば、パソコン入力を支援してくれる「サポートセンター」が全国に64か所設置されたということでした。
それで問い合わせが急増したことも納得がいきました。これまで、「申請代行」をする機関があったようですが、手数料を数万円とるということで、それなら実質の実入りが減るので面倒だからあきらめた、という人も多いようです。今回の「サポートセンター」は無料でやってくれるようなので、ぜひ活用してもらえればと思いました。
繰り返しになりますが、その正規の申請の手前で、第三者として、申請者が本物であることをチェックする「事前確認」を引き続き引き受けております。
(昨日、用があってでかけた際に芝離宮庭園をみてみました。人影はありませんでした。繁華街はさておき、皆さん、それなりに自粛しているようです)