知らない世界
新しい概念は難しく、理解できないものが二つあります。
ひとつは「ビットコイン」の「データマイニング」です。なんでもコンピュータを回し続ける必要があるとか。それがどう「儲け」につながるのか、何度か解説文を読んだのですがしっくり理解できるところまで行っておりません。
もうひとつは「ブロックチェーン」です。「一定期間の取引データをブロック単位にまとめ、コンピューター同士で検証し合いながら正しい記録をチェーン(鎖)のようにつないで蓄積する仕組み」なんだとか。
「ブロックチェーンは、ネットワークに接続した複数のコンピュータによりデータを共有することで、データの耐改ざん性・透明性を実現することで、単に送金システムであるにとどまらず、さまざまな経済活動のプラットフォームとなり得る。」というものだそうです。
原理は中途半端な理解ですが、相対取引などの場面での活用が期待されているということはなんとなくわかります。
(1)取引データが暗号化されている
(2)合意された過去の取引データの集合体がチェーン上に記録されている
(3)データの改ざんが難しい仕組みを持つ
(4)中央管理者がおらず、分散的に運用されている
(5)ネットワーク上の複数のコンピュータが取引データを確認・合意するために送受信する
(6)システムダウンが起こりにくい
ということなんだそうです。
先日、日経新聞の記事に「JASRAC、ブロックチェーンで草の根音楽家支援」というものがありました。音楽教室で演奏する曲をはじめ、なんでも著作権を取ろうとする「JASRAC」には申し訳ないですがあまり良い印象を持っておりません。
「ブロックチェーン技術を活用した楽曲管理の実証実験を、2020年12月~21年2月にソニーと実施した」と記事は伝えております。
「クリエーターは本名が非公開であったり、草の根ベースの活動であったりすることも多い。そのため、自身の楽曲を無関係の第三者が勝手に、かつ本人に成りすまして他の配信サービスに登録するといった課題があった。ブロックチェーンの活用により楽曲の権利者を明確にして、無断転載や成りすましに対抗しやすくする。」
目をひいた理由は「紙の書類や実印、印鑑証明書などを使わず、ブロックチェーンを活用した電子契約」という部分でした。ともかく便利な道具のようなので、もう少しわかるようになりたいと思った次第です。
(アジサイを求めて散歩していたところ、秋でもないのに、こんな景色に出会いました。秋によくみかけるススキの穂のような。チガヤというものだそうです。知らないことがたくさんあります)