わかりにくい業界を規制する方法

テレビのニュースで「GAFAに対する規制・・」と聞いた途端に、チェンネルを変えたくなりませんか。

いうまでもなく、GAFAとは、IT関係の巨大企業です。米国の主要IT企業であるグーグル(Google)、アマゾン(Amazon)、フェイスブック(Facebook)、アップル(Apple)の4社の総称です。

無料で提供してくれている「Google Map」や、友達の輪を広げてくれる「Facebook」は、どこでどうやって儲けているのか、いつも不思議に思います。

また、個人情報を含め、たくさんのデータが毎日毎日書き込まれていて、ある用語を検索したばかりに、パソコンがそれをお勧めする様々な広告のオンパレードになってしまい冷や汗をかいたりしたことはありませんか。

どうやら、この業界は「広告」で儲けているらしいということは、うっすらとわかりますが、実態はよく理解できません。

ともかく、この「巨大ITネット広告」を規制しようという法案がまとまるという記事を読みました。

勝手にお勧めのものがパソコンに表示されるものは「ターゲティング広告」と呼ばれているらしい、そのために巨大IT企業が勝手に個人情報を取得して分析しているらしい、そのようなものを規制するための「ネット広告」に対する規制を強化するということのようです。

けっこうなことですが、どうやってその規制を行うのかといえば、「共同規制」という方法のようです。何か一線を越えて悪事を働けば処罰されるというものではなく、「事業者は課題への取り組みと自己評価を毎年度、政府に報告。政府はこの報告を基に状況が改善しているか評価・公表することで市場の健全化を目指す」という方法とのこと。これではたして「規制」になるのか、これもシロウトには理解しにくい部分です。

記事を読むと、このような方法をとらざるを得ないのは、「何かを規制したとしても、2、3年後にはビジネスモデルの変化で規制対象が変わるなど、いたちごっこに陥る可能性が高いから」ということでした。これはなんとなく理解できます。「赤い色の看板はダメ」と規制したら「濃いピンク色」に変えて規制を逃れるという類なのかと思います。(比喩が単純すぎて本当にあたっているのか半信半疑です)

GAFAはいずれも米国の企業で、それに頼らない道をとっている中国は、同じような役割の巨大IT企業が別にあります。中国の巨大IT企業であるバイドゥ(Baidu)、アリババ(Alibaba)、テンセント(Tencent)、ファーウェイ(Huawei)の4社、ここまでは会社名を聞いたことがあります。その総称はBATH(バス)というのは、はじめて知りました。ファーウェイ(Huawei)以外は日本に影響が及んでいない(気がする)のは、なによりです。

(明日から大型連休に入る企業もあるようです。このブログは、まるっきり休業とは致しません。ただ、休み休み書いていきます。写真は今のアジサイです。長くお休みしていると、すっかり色づくのではないかと気になります)