「定額給付」には便利だと思うのですが;マイナンバー

「目指しているのは、便利な暮らし、より良い社会」として、マイナンバーカードの普及に政府は取り組んでいます。

https://www.cao.go.jp/bangouseido/pdf/seido_beforeafter.pdf

ここでは、Before・Afterと、図入りで目指す方向が示されています。

「皆さんの行政手続きがラクに!」
「事務処理がスムーズで時間も短縮!」
「必要な人に必要な支援を!」

特に、三番目の「必要な人に必要な支援を!」に関しては、今年、新型コロナウィルスの感染拡大防止のための外出自粛への協力として、国民全員に「定額給付金」として10万円が支給されたときに、煩雑な事務手続きが問題となり、このマイナンバー制度を充実させるべき、という方向に向かったと理解しています。

ところで、先週の新聞報道で「マイナンバーと銀行口座の紐付け義務化は見送ります」というものがありました。「政府は国民がマイナンバーと銀行口座を紐付けることで児童手当や緊急時の給付金などの受け取りを迅速にできるとし、当初は義務化も検討していました。しかし、27日に開かれた政府の作業部会で、銀行口座との紐付けは、あくまで利用者の任意とすることに方針転換しました。政府は今後、メリットを説明したうえで銀行口座との紐付けを進めたい考えです。」とのことです。

強制的にことを運ぶのは国民から受け入れられない、それよりもできることを進める、スピード重視ということなのかもしれません。

ただ、ここが「1丁目1番地」だったような気がしますので、マイナンバーと銀行口座を紐付けが完結しないとなると、政府の目指す姿も尻すぼみになってしまう気がします。

せっかくの機運なのに、「印鑑不要」だけで終わらせるのは、たいへんもったいないと思う次第です。しかも、こだわるようですが、実印は残して三文判の廃止だけとは残念です。

(また、スタジオジブリが画像を公開してくださいました。新たに250枚。今回は「魔女の宅急便」からいただきました。本分とは関係ありません)