コロナに負けない;緊急事態宣言延長に関連して

今、出されている「緊急事態宣言」は、5月6日までとなっておりますが、1か月程度延長の方向で、5月4日に政府の方針が示されることになりました。

4月30日に国会で補正予算が成立したので、「国民一人あたり一律10万円を支給」と、個人事業者向けの「持続化補助金」(月の収入が落ちたことに伴う最大100万円の支給)が申請によって受けられることになっています。

一方、新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、県の休業要請に応じて、休業や夜間の時間短縮をしている事業者の方はたくさんおられると思います。神奈川県の場合、「神奈川県新型コロナウィルス感染拡大防止協力金のご案内」というものが出されており、以下の条件で、協力金として10万円の支給を受けることができます。

◆令和2年4月10日以前に開業しており営業の実態がある

◆県が休業要請した施設で事業を営む事業者

◆緊急事態宣言期間中、休業要請に少なくとも4月24日~5月6日の間協力している

本件は、「4月24日(金)~6月1日(月)消印有効」と申請期間が限られております。

確定申告書のほかに、確かに休業要請(夜間時間短縮も含みます)に応じたことがわかる、店頭に張り出したポスターなどがあれば比較的簡単に申請することができます。

この「協力金」は対象期間も申請期間の期間限定でした。金額も「10万円」なので、操業補償というより、協力に応じたことの「金一封」という意味合いなのか、短期間の要請対応というものと理解しております。(注意;この「協力金」は都道府県によって異なります)

気になるのは、緊急事態宣言が5月6日で終わるのではなく、その後1か月程度延長となったとき、新たに「協力金」が出るのかどうかという点です。

すでに補正予算が成立したため、数か月間の収入が減少することに対応するものとして、「持続化補助金」(最大100万円)の申請受付が始まっていますので、1か月自粛期間が延長になっても新たな「協力金」は出ないのか、そのあたりもフォローしていきたいと思います。

いずれにしても、せっかく、4月6日から自粛に協力してきたわけですから、ここで緩んでしまって元の木阿弥ということにならないよう気を付けたいと思います。

(画像はよくあるポスターです。「協力金」の申請にはこのようなものがあれば十分のようです)