コロナに負けず;新年度から変わること「新幹線に大型の荷物」
新型コロナウィルスの影響は拡大の一途で、焦点は緊急事態宣言が出るのか、首都封鎖になるのか、医療崩壊は防止できるのかなど、欧米で起きていることを参考にしつつ、緊迫した状況になっています。昨日までの感染者をグラフにインプットしました。傾向は、依然、東京都と大阪府の立ち上がりが続いています。
そんななかでも時計の針は進み、昨日は新年度なので企業では入社式が行われたり、行われなかったり、いろいろあったようです。
新年度から変わること、本日は、JRについて。
3月末に楽器(チェロです)を持って山形方面へ向かうため東北新幹線を予約しておりました。その行事は残念ながら中止になったのですが、その過程で、4月からは飛行機と同じように新幹線に大型の楽器を持ち込むのも有料になるそうだ、ということが話題になりました。イベントが中止になったので、それ以上、調べておりませんでしたので、てっきり、そのように4月1日から有料化に移行したものと思いこんでおりました。
この問題は、本来、東京オリンピックで大型のスーツケースを持った外国人の旅行者が大勢、新幹線を利用することになり、しっかりと荷物置き場を確保しなければたいへんなことになる、ということで計画されたものです。
ただし、うわさには誤解がありました。
・新幹線でも対象は、東海道・山陽・九州新幹線であり、JR東日本の東北新幹線は対象外でした。
・実施時期は4月1日ではなく、5月予約分からでした。
これで少し安心して、内容を詳しくみておきます。
おおむね、飛行機の機内持ち込みができるような大きさの荷物は東海道新幹線の網棚の上にあげられるので問題なし。それ以上の大きさのものです。
寸法でいえば、荷物の縦・横・高さの3辺の合計が160〜250cmのものが対象です。
車両の両端の椅子と車体の間のスペースに収納するため、このサイズに該当する荷物を持ち込む場合、その該当の「荷物付き座席」が確保できるのかどうか事前に確認して予約をしなければならないことになります。そのような予約をせずに大型の荷物を持ち込んだ場合に限り、1000円(税込み)の持ち込み手数料が必要ということでした。
座席が確保できない場合は次の列車をあたる必要があります。東北新幹線がそのようなルールの適用をしなかった理由は、東海道新幹線のように頻繁に運行していないため、次の便まで間隔があきすぎることから利用者に多大な迷惑をかける、ということのようです。
なお、新幹線に持ち込める荷物の寸法は、「3辺の合計が250cmまで」と決まっています。では、コントラバスのような大きな楽器はどうなるのか、あるいは、スノーボードや折り畳み自転車は持ち込めなくなるのか。
安心してください。「長さ2mを超えるものであっても、スポーツ用品、楽器、娯楽用品などは、車内で立てて携帯できるなら持ち込むことができます。このとき、専用の袋、ケースなどに収納する必要があります。このため、スキー用品やサーフボードも新幹線に持ち込むことは可能です。」ということです。
さらに、「ベビーカーは事前予約の必要はないが、荷物置き場を利用したい場合は、予約をすれば使うことができる。」ということで、こちらは無料です。
さて、ふたをあけてみれば、新型コロナウィルスの影響で外国人旅行者は激減していますし、何よりも、東京オリンピックが1年延期になったので、JRは予定どおり実施するのかどうか見守りたいと思います。