変化・発展を追いかけること

おはようございます。

振り返りますと、ここでは個人的な出来事から少し離れて、世の中に貢献できることはなにかないかという観点で文章を書いてきました。
官庁提出書類といっても、お作法が決まっている定型のものは誰でも作成できるはずですので、新しい電子化なり何等かの事情で変更が想定される、あるいは、これまでになかった新たな手続きが生まれるというような点に着目してきました。

コロナ影響が加速することも期待できますが、様々な官公署への申請・届出書類が大きく電子化の方向に向かうものと思われます。

特に、一つの申請をとっても、住民票や印鑑証明、納税証明書などを添付しなければならないものが多数あります。決まりだから、そのようなものを取りそろえるわけですが、管轄している省庁は別かもしれませんが、個人にとってみれば、いつかどこかで提出したものを、わざわざ、役所に出向いて証明書なり、提出したもののコピーを取り寄せて添付しているものに過ぎません。

新しい電子化の流れは「ワンストップ」を目指すということなので、過去に一度提出した書類は、別の目的の申請書類であっても「証明書」のような形で再度提出しなくてもよい、というものにすべきだというものです。申請の際に、新規に作成しなければならないもの、例えば、申請書そのものや誓約書に限定され、あとは、個人のマイナンバーを記入すれば、役所のほうでデータベースから自動的に納税証明書なり住民票なり必要なデータを持ってこれるという仕組みは、やろうと思えばできる話です。

一例をあげれば、電子化が進んでいる「エストニア」で妊娠出産した方のブログを拝見しました。「そして出産後。出生届の提出や各種育児手当等の申請、保育園の検索・申し込みなどは、病室からスマホで完結します。出生届には両親の署名が必要ですが、今は電子署名もIDカードなしでスマホでできるようになっているので、PCやカードリーダーも必要ありません。」、「赤ちゃんは生まれてすぐにエストニア市民IDがつけられます。なので出産翌日には、さっそく病室からそのIDでエストニア市民ポータルに出生届を出して、名前を登録しました」ということのようです。
https://eatsleeptravel.xyz/2018/09/11/estonia-syussan/

新型コロナ対策で「三密を避ける」ことが言われましたが、自宅にいて、ベッドのなかで一連のことが手軽に片付くということになれば、たいへん便利です。

いつかそうなるのか。とりあえず、我が国の行政手続き周辺の様々な変化・発展の状況を追いかけていきたいと思います。

(写真は、まぽ (S-cait)さんによる「写真AC」からいただきました)