コロナ禍をうまく乗り切るとは

先週末、ニューズウィークの記事で「コロナ禍を上手く乗り切っているのはどの国か?──50カ国ランキング(2021年2月更新版)」というものを読みました。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/02/5020212.php

2020年7月に「コロナ被害」および「経済被害」を数値化した上でランク付けし、10月は更新版、そして今回は3回目とのこと。その時系列による各国の対策の効果を比較しています。評価は、「コロナ被害」(感染拡大)と「経済被害」の両面から、具体的には、「コロナ被害」は「(1)累積感染者数」「(2)感染拡大率」「(3)致死率」のデータ、「経済被害」はコロナ禍によって失われたGDPの損失を推計して評価しています。

気になる順位ですが、トップ3は、台湾、ニュージーランド、シンガポールと続きます。面積や人口の少ない国は管理統制が行き届くということかと思われます。

中国が9位に入り、13位の韓国に続いて、日本は14位にランクされています。前回の10位から少しランクダウンしています。

「日本も冬の感染急拡大を受けて緊急事態宣言が再発令されているなど、感染拡大率の評価が低下したため、順位を落としている。ただし、感染者数や死亡者は他国と比較して、低水準に抑えている。」という評価です。

まだまだ、下があります。インド16位、ロシア20位、南アフリカ23位、米国29位、オーストラリア34位、イタリア43位、イギリス46位などと続きます。

ここから先は、ワクチンがどれだけ広く国民に行きわたるかで、また順位の変動が出てくることと思います。この記事も「今後は、長期戦を前提として各種の政策手段を駆使しつつ対応できる国・適応できる国を見極める段階」とみています。数か月後の記事を待ちたいと思います。

(今日もいらすとやさんからいただきました)