あけましておめでとうございます;新年の抱負について

あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

一年の計は元旦にありと申します。三が日が過ぎてしまいましたが、新年の抱負を語ります。その前に少し昨年を振り返ってみたいと思います。

昨年の今頃は、11月に行政書士の試験を受け、合格発表前でやきもきしておりました。勉強する習慣がついておりましたので、その勢いで、次を目指して、司法書士の教材を取り寄せ、手始めに「会社法」と「民事訴訟法」を勉強し終わったあたりでした。
そうこうするうちに、1月末に行政書士試験の合格発表があり、塾の祝賀会などの行事が立て込んできましたため、司法書士の勉強は一旦ストップしました。

試験に合格したものの、実務についていろいろ学ぶべきことが多いと認識しておりましたので、そのまま、例えば塾が提供している「行政書士実務講座」を受けるかとも考えたのですが、学ぶべきことは広く深いもので座学だけでは十分ではなかろうと判断し、手っ取り早く「開業」の手続きを行い、行政書士を業務として行っているメンバーを対象にした、日行連や県会さらには支部の研修に参加するほうが実践に即した知識や手法を身に着けることができると思い、その準備に切り替えました。

手続きは完了し、4月2日付で日行連の行政書士名簿に登録、掲載していただいたのですが、開業は覚えやすい、おめでたい日がよろしかろうと考え、令和が始まる、5月1日に税務署に開業届を出し、行政書士白川事務所としてスタートする運びとなりました。

少しフライングして着手した司法書士の勉強内容はこれからの行政書士業務の「こやし」にしていきたいと思います。今から司法書士を目指す積りはありません。それよりは、行政書士としてきちんとした仕事をお引き受けできるよう、アンテナを広げ研鑽に励んでいきたいと思っております。

昨年の大きなイベントとして、開業してすぐに、日本商工会議所の「小規模事業者持続化補助金」の募集がありました。事務所運営を強力なものにするために頼もしい援軍になると思い、これに取り組みました。この段階では、テーマは何にすべきかモヤっとしており、商工会議所のセミナーに出かけ、ご担当からアドバイスをいただきました。
「他の事務所との違いを打ち出せること、自分の強みは何かをよく考えて決めること」というヒントをいただきました。当初はこれまでの会社生活ときっぱり手を切って、新たな看板で行政書士の道に進むことを想定しておりましたが、「自分の強み」という観点からは、それまで40年ほど携わってきたことの強みをみすみす捨てるのももったいない、といいますか、それしか「強み」がなかったため、テーマをその発展形に決めました。
「震災復興と神奈川県の商工業活性化の促進による販路拡大」ということにして応募したところ、めでたく、7月末に採択していただきました。

そこから先は、常に、この看板に関係することが活動の指針になりました。福島から避難して生活している方々が神奈川県にも、まだ、3千名おられます。その方々のサポートのなかに行政書士の資格を活かせる業務があるのではないか、あるいは、福島県の農産物もかなり東京や神奈川県に流通しておりますので、それを扱う商工業の方とコラボできるのではないかなどと思いめぐらしているうちに、地元、川崎市にそのような福島県の農産物を扱うアンテナショップ「青空」さんが頑張っておられることを見つけてコンタクトをとりました。

これが幸いしました。ここのオーナーのご紹介で、「かながわ避難者と共にあゆむ会」にもつないでいただき加入し、10月には双葉町や富岡町から避難してきている方が楽しみにされている「第11回ふるさとコミュニティinかながわ」をはじめ、鹿島田・新川崎のいくつかのイベントに参加させていただくことができました。この関係はたいへん貴重なもので今後も継続して関わっていきたいと考えております。

一方、今年の抱負としては、これに加えて、行政書士として業務を行っていく上での「柱になるもの」を、この一年ではっきりさせていきたいと考えております。
今は「なんでもやります!」が看板ですが、受ける側にとっては、特徴のないはっきりしない行政書士と映るものと思います。かといっていきなり業務を絞るのではなく、実践や研修を通じて、ゆっくりと強みを出せるようにしていきます。

一言で申せば、「じっくりとこの一年、強みを出せるようになる!」ということになります。

今年も、皆様からのご支援、ご鞭撻を賜りたいと思います。よろしくお願い申し上げます。